2024年3月26日
コープデリ商品検査センターでは
食にまつわる様々な情報を発信しています。
農林水産省HPでも楽しく健康な食生活のために「安全」「食事バランス」「美味」「学ぶ」「食」に関する知っ得情報をお伝えしています。
→「農林水産省 楽しく健康な食生活のために」はこちらから
今回はその中で「学ぶ」をテーマに、日々目にする食品表示について、商品検査センターキャラクターの「りかこちゃん」と一緒に学んでいきましょう。
スーパーマーケットなどで食品を買うとき、食品表示法に基づく原材料名、消費期限、栄養成分などの表示を目にすることがあると思います。
実は食品の表示にはこれらの食品表示法に基づくもの以外にも、例えば以下のような表示ルールがあります。
特定牛肉とは?・・・日本国内で飼養された牛の「枝肉」や「部分肉」、ロース・モモ等の「精肉」のこと。
特定牛肉を販売する場合は「牛トレーサビリティ法」に基づき、個体識別番号を表示する義務があります。個体識別番号でその牛がいつ、どこで生まれ、育てられ、食肉処理されたかや、品種などが確認できます。
←クリックすると大きくなります。
→詳しくはこちらから「牛肉のトレーサビリティ」
「米トレーサビリティ法」の対象品目となる米穀を原料とする飲食料品を販売する場合、原料米穀の産地情報の伝達が必要です。
これらは外食店における米飯の産地情報も含まれます。
米トレーサビリティ法 対象品目とは?・・・米穀粉、米菓生地、もち、だんご、米飯類、米菓、米こうじ、清酒、単式蒸留しょうちゅう、みりんです。
→詳しくはこちらから 「米トレーサビリティ法の概要」
ぜひ、みんなもお買い物に行ったときには、食品についている表示を見てみてくださいね!
→この他の表示ルールはこちらから 「食品表示法以外にも、表示ルールがあります。」
引用・出典:農林水産省「楽しく健康な食生活のために」
商品検査センターでも食品表示法で表示義務のある、「栄養成分表示」や「アレルギー表示」などの「食品表示」について確認をしています。
「栄養成分表示」とは、食品にどのような栄養成分がどのくらい含まれているか一目でわかるようにしたものです。
商品に表示義務のある「栄養成分」には原則「熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量」があります。これらは生活習慣病や健康の維持、増進に深く関わる重要な成分です。
栄養成分測定については商品検査センターでは、計算とカロリーアンサーという機器で測定を行っています。
→詳しい検査の内容はこちらから 「栄養成分」
商品に表示されてる「原材料表示」のうち、お肉の肉種判別(牛、豚、鶏、馬、羊を判別)やお米の品種判別(ブランドの違い・・コシヒカリなど150品種以上を判別)、遺伝子組み換え食品(大豆)の検査を行い、誤りがないか確認をしています。
↑お米の検査の様子
商品に表示義務のある「特定原材料表示」の対象8品目(小麦、たまご、乳、えび、かに、そば、くるみ、落花生)について、商品の表示に誤りがないか、また工場などで意図せず混入していないかの確認をしています。
↑お子様向けお菓子の検査の様子
商品検査センターや㈱コープデリフーズの微生物検査では、「お惣菜」や「お肉」などの「消費期限表示」の設定の際には、保存温度、時間などの条件を変えた検査を行っています。
↑微生物検査の様子
食品には法令で定められている食品別の微生物基準があり、「名称」や「保存方法」などから検査項目や検査方法を決めています。そのため検査の前には必ず、商品の食品表示を確認しています。
→詳しい検査の内容はこちらから 「微生物検査」