2024年4月22日
商品検査センターでは、毎年輸入かんきつ類の防かび剤の検査をしています。
外国産のかんきつ類は船便で輸入される場合、到着までに時間がかかります。長時間の運搬、貯蔵中にカビが発生しますので、それを防止するために防かび剤が使用されます。
① ② ③
①防かび剤は収穫後に使用するため、農薬ではなく食品添加物として食品衛生法に基づき、健康に影響を及ぼさないように、使用できる食品や基準が定められています。
②防かび剤が使用されたかんきつ類などを販売する際には、ばら売りであっても値札や品名札あるいは陳列棚などに使用した物質名をわかりやすい方法で表示されています。
③防かび剤は比較的果皮に残りやすい性質があります。使用する際は健康に影響を及ぼさない基準を守られて使われているため、そのまま食べても問題ありません。もし気になる方は食べる前に水洗いをする方法があります。東京都の発表では水洗いすることにより約30%~70%除去することができるデータがあるそうです。
引用・出典 東京都保健医療局「食品添加物に関すること」、「食品衛生の窓」
商品検査センターでは定期検査で、グレープフルーツなどの輸入される農産物の検査を行っています。
また、防カビ剤不使用のかんきつ類についても、表示とあっているかどうか確認をしています。