作物ごとに決められている使用農薬と残留基準値が守られていることを確認します。また、農産物を主原料に用いた加工食品やその原料、茶、米についても検査を行っています。
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検体を細かく粉砕して、決められた量をはかり取ります。
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試薬を使って検体から農薬を抽出します。
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抽出した試験液から葉緑素や油分などを除去します。
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試験液を分析機器で測定します。
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機器で測定された結果を解析し、農薬の種類と濃度を判定します。
残留農薬検査では、農薬の特性に合わせてGC/MS/MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)とLC/MS/MS(液体クロマトグラフ質量分析計)の2種類を使って分析を行います。
農薬の分子量や構造情報を得ることができるため定性能力に優れているだけではなく、とても高感度で0.01ppm(1億分の1)という微量の農薬でも検出することができます。
GC/MS/MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)
LC/MS/MS(液体クロマトグラフ質量分析計)