2020年5月 2日
食べものを使った実験や食べもののヒミツなどを紹介しています。コープ商品を使ったレシピもあるよ♪
おうちで簡単実験・その2
~色を取り出してみよう!~
コープデリ商品検査センターで体験できる簡単実験から、おうちでもできる実験を大公開!!
検査で活躍するしくみの秘密を、実験で学んじゃおう!
いきなりですが、クイズのこたえです!
前回の おうちで簡単実験・その1~この色水、どうやって作るの?~ は見てくれましたか?
このきれいなピンクや水色の色水は、どうやって作ったと思う?
このクイズのこたえは・・・
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3.黒やむらさきの「水性ペン」
でした!!
なんと、黒の水性ペンからこんなきれいな水色と、むらさきの水性ペンからきれいなピンク色が取り出せるんです。
色水を取り出すときには、「クロマトグラフィー」というしくみを使います。混ざっているものを分けて、ほしいものを取り出すしくみです。
この「クロマトグラフィー」のしくみは、いろいろな検査にも使われているんですよ。
今回は、「ペーパークロマトグラフィー」(ペーパー = 紙 を使ったクロマトグラフィー)を、家にあるものを使っておこなう実験を紹介します。
黒やむらさき以外にも、いろんな色のペンを使って、色を分けてみよう!!
【用意するもの】
◆好きな色の水性ペン(色が分かれそうなものを考えてみよう)
◆コーヒーフィルター(白いもの)
◆1%の食塩水(100gの水に1gの塩をとかします)
◆はさみ
◆じょうぎ
【実験方法】
1.コーヒーフィルターを使いやすく切る。
コーヒーフィルターを半分に折り、切ったとき左右の長さが同じになるように、じょうぎではかって、下の部分を切り取る。
横の継ぎ目もじゃまな部分は切り取ってもOK。ただ、切りすぎると輪っかにならないので注意してね。
2.色を分けたいペンを選び、コーヒーフィルターの切った部分(下)から1cmくらいに色をつける(点くらいでOK)。
2枚重なっているので、下のフィルターに色がうつらないように気をつける(下じきになるものをはさんでおくといい)。
3.平らな皿に食塩水を入れて(深さ5mmくらい。ペンで色をつけたところが水にひたらないように)、コーヒーフィルターを立たせる。
下が細くてぐらぐらするときは、真ん中にペットボトルのキャップを平らにはめておくと、たおれにくい。
4.食塩水がコーヒーフィルターの上のほうに上っていくのといっしょに、ペンのインクの色が分かれながら上っていく。
10分くらいして、きれいに色が分かれたらできあがり!!
5.色が分かれたところから、好きな色の部分を切り取って、水につけておくと、好きな色水が作れます。
こうして黒やむらさきのペンから分けた色を集めて、最初のきれいな色水ができました!
コープデリ商品検査センターでは、残留農薬検査をするときに、「ガス」や「液体」を使ったクロマトグラフィーで、食品中から農薬を分けて取り出しています。
混ざったものから、取り出すしくみの「クロマトグラフィー」で、たくさん色を分けてみてね。
次のお知らせでは、もっとカラフルに色を分けて、工作しよう!
プレゼントにもピッタリのアレを作るよ。
お楽しみに~♪
い~~っぱい作ってね!!
(M.H&K.K)