2024年8月28日
2024年7月30日~8月1日の3日間で、「Zoomで開催!夏休み宿題応援企画『カラフルな水の層をつくろう~混ざらない液体のヒミツ~』」を開催しました。
午前の部と午後の部があり、合計6回の企画で、147組329人の方にご参加いただきました。
商品検査センターの夏休み宿題応援企画は毎年ご好評をいただいている大人気企画で、Zoomを使用したオンライン企画は今年で4回目となります。実験シートや実験キットを送付し、参加しながら楽しめるオンラインイベントを開催しています!
今年のテーマは
混ざらない液体のヒミツを解き明かして、カラフルな水の層をつくります!検査センターの食の安全の取り組みも紹介しました。
ここからは当日の詳しい様子をご紹介させていただきます。
検査を通してフードチェーンの各工程が適切に管理されていることを確認している【コープデリ商品検査センター】をご紹介させていただきました。検査内容のご紹介だけでなく、フードチェーンのご説明を行い、皆さんがフードチェーンのアンカーとして食の安全を守って欲しいことをお伝えしました。
また、検査にまつわることや食の安全クイズを出題し、挙手でお答えいただきました。
おまちかねの実験は、実験キットを各ご家庭に送付する参加型の企画を行いました。お送りした実験キットは蓋付き試験管とスポイトです。
普段は手には入りにくい器具に参加者の皆さまも興味津々の様子でした!
最初に、なぜ水の層ができるかをご説明しました。水の層ができるしくみは、濃度の違いです。同じ量の水とみりんを比べると、どちらが重いと思いますか?
正解は、みりんです。
同じ液体でも、中に溶けているものの量で重さが変わります。つまり濃度が濃いほど重くなるということです。そして重い物は下に沈み、軽い物は浮くので、層のように分けることができるんですね。
ここまで分かっていただけたところで実践です!まずは大事なスポイトの使い方を練習しました。勢いよく水を入れてしまうと、液体が混ざって濃度の違いがなくなってしまい、層を作ることが出来ません。慎重に水を入れるために水を吸い上げて、ゆっくりと押し出す練習をしました。
このスポイトの使い方で実験の成功と失敗が決まると言ってもいいほど大事な操作です。ご参加いただいた皆さんはスポイトの使い方が上手で、私達も安心して実験を進めることができました。
お送りした3本の蓋付き試験管に、スポイトを使ってそれぞれ同じ量の水をいれます。すると、試験管の中に入っていたものが溶け色つきの水になりました。
試験管の中身はそれぞれ量の違う砂糖と赤、黄色、緑の食品用着色料です。そこに同じ量の水を入れることで、濃度60%(赤)、40%(黄)、0%(緑)の色つき砂糖水をつくります。
重い物が下に沈むため、下から順番に重い液を重ねていきます。この時、スポイトの先を試験管の壁にあてながらしずかに、ゆっくりと入れるのが大事なポイントです!参加者の皆さまも真剣に取り組んでくれました
液を全て入れたら、カラフルな水の層の完成です!
完成後は全員で記念撮影をしました。
最後に、調味料で行う追加実験の提案をさせていただきました。こちらは自主学習シートとして実験シートと一緒にお渡ししておりましたので、後ほどお試しいただきたい事をお伝えしました。
・溶けている砂糖の量が違うだけで、層ができることを知って、びっくりしました。終わってから、優しく逆さにしたつもりがすぐに混ざってしまって残念でした。とても楽しかったです。ありがとうございました。
・今まで知らなかった事ばかりで、子どもたちは興味をもっていました。これを活かして色を変えてみたり、調味料を使って自分たちなりに研究をやってみます。
・初参加で恥ずかしくて顔出しは出来ませんでしたが、楽しんで参加しました。低学年から高学年まで楽しめるように、わかりやすくまとめられ、実験の進め方も子ども達に合わせてくださりやりやすかったです。
・楽しかったし、面白かったし、凄かったです。
・ちょうど良い難易度で良かったです。器具が本格的なのも興味を牽かれていたようでした。追加の実験は家にあるもので出来るのでありがたく、終了後行ってみました。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。