お知らせ 報告

【開催報告】農林水産省食育担当に聞く「埼玉県のうどんの歴史~埼玉県はうどん県?~」

2024年1月25日

2023127日(木)に、「農林水産省食育担当に聞く【埼玉県のうどんの歴史~埼玉県はうどん県?~】」を開催しました。

コープデリ商品検査センターでは、年末に農林水産省の鶴岡様をお招きして『食を科学する』と題して、食育と科学のコラボレーションイベントを実施しています。
6回目となる今回は、「埼玉のうどん」をテーマに調理実習と学習を合わせた形で企画を開催しました。
場所は商品検査センターのテストキッチンを使って行いました。

農林水産省よりお越しいただいた講師の鶴岡様は食育のプロフェッショナルです!
いつも食について様々な視点からお話しいただいており、今回は埼玉うどんのルーツや特徴についてご説明いただきました。
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◆講師:鶴岡 佳則様

同じく農林水産省よりお越しいただいた高嶺様からは、様々な統計調査を使って日本型食生活の解説と食文化の継承についてお話しいただきました。
高嶺さんは食育白書の策定に関わっていらっしゃるとのことで、食育白書についても詳しくお話していただきました。
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講師:高嶺 海奈様

また、今回はうどんの手打ち体験を行い、実際にご自身で茹でたうどんを召し上がっていただきました。

うどん作りの講師をご担当いただいたのは、普段コープみらいカルチャーでそば打ちの講師としてご活躍されている関根様です。そば打ち教室の中で、うどん打ちも教える機会があるとのことで、今回ご登壇いただきました。
うどん打ちには埼玉県産の小麦「農林61号」を使用しました。
工程の前半「生地づくり」~「足踏み」は関根先生のデモンストレーションを中心に行い、参加者には後半の「のし」~「ゆで」を実際に体験していただきました。
各テーブル2~3人グループで作業を行い、茹でたうどんはその場でお召し上がりいただきました。
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◆うどん打ちデモの様子(講師:関根 二三夫様)
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◆うどん打ち体験と喫食の様子

商品検査センターからは、うどんの特徴を小麦粉の種類とタンパク質量・グルテン量に関連づけてご説明しました。
参加者には実際に薄力粉、中力粉、強力粉で作ったうどんを食べ比べていただき、食感の違いやご自身の好みを探っていただきました。
また、でんぷん質の違いについてもご説明し、実験をお見せしました。
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◆食べ比べの様子
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◆実験デモの様子

今回の企画は、コロナ渦が明けて初めての飲食を伴う参加型企画となりました。

オンラインでは味わいにくい体験感や一体感を感じ、私どもにとっても、非常に楽しい学習会となりました。

参加者からは、
「うどんについて知らないことばかりでとても勉強になりました。知識と実践両方学べました。」
「うどんは手作りの経験が無くとてもいい経験になりました。家でもやってみたいと思いました。(中略)食べてびっくりもっちり美味しかったです。」
「大変分かりやすく、参加できて良かったです。普段することのない食べ比べも勉強になりました。」
などのご感想をいただきました。

コープデリ商品検査センターでは
これからも日々の食生活に役立つ学習会を開催してまいります。
ご参加お待ちしております!