2020年6月19日
6月は食育月間。そして、毎月19日は「食育の日」です。
6月19日は、食育について考えてみてはいかがですか。
記事で紹介している「私の食事バランス 色ぬりシート」を使って、毎日の食事を考えてみましょう。
ダウンロードはこちら⇒わたしの食事バランス.pdf
●「食べる」をたいせつに
いざ「食育」といっても、何をしたらよいのか悩んでしまうかもしれません。
「たべること」は「生きること」。私たちが健康に生きていくために欠かすことができない「たいせつ」な営みです。食と健康は密接な関係にあり、食による健康管理はくらしの基本です。食について学び、望ましい食を選び、生きる力を育む食育を広げます。
コープデリでは「たべる、たいせつ」を食育のキーワードに、食べることの大切さや食文化、食べ物の成り立ちを生産者と交流しながら次世代へ伝えていくことを目指しています。
「食べる」ことにちょっと意識をむけて、考えることが食育の第一歩です。
●毎日の食事をたいせつに
毎日食べている自分の食事が、いちばん身近な食育の「教材」です。
昨日の食事、思い出せますか?
バランスよく食べることができていますか?
1日の食事をバランスよく食べるために活用したいものに「食事バランスガイド」があります。
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この「食事バランスガイド」を活用して、毎日の食事のバランスを見てみましょう。
●食事バランスガイドとは
1日に、「何を」、「どれだけ」食べたらよいか、食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示したものです。
健康で豊かな食生活の実現を目的に策定された「食生活指針」(平成12年3月)を具体的に行動に結びつけるものとして、平成17年6月に厚生労働省と農林水産省が決定しました。
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(出典:農林水産省「食事バランスガイド早分かり」より)
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/balance/features.html
コマのイラストと実際の食事を見比べることで、何をどう組み合わせて食べたらバランスがよくなるのかを、誰でもひと目で理解できます。コマの中にはバランスのとれた一日分の料理と、その組み合わせが示されているため、「何を」「どれだけ」食べたらよいのかわかります。
●自分のコマの大きさを知ろう
年齢・性別・身体活動量によって、コマの大きさは異なります。
まずは自分のコマの大きさを調べましょう。
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(出典:農林水産省「食事バランスガイド早分かり」より)
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/balance/features.html
※身体活動量
「低い」:一日中座っていることがほとんど
「普通以上」:「低い」に該当しない人
(さらに強い運動や労働をおこなっている場合は、より多くのエネルギーが必要となるので、適宜調整が必要です)
●食事を記録しよう
ダウンロードはこちら⇒わたしの食事バランス.pdf
「わたしの食事バランス 色ぬりシート」をダウンロードして、あさ・ひる・ばんの食事を書き出してみましょう。
食事バランスガイドの料理例をみながら、それぞれの食事が「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」でいくつになるかを数えます。
数えたSV数で、シートのコマの枠をぬっていきます。
「きょうのごはんポイント(感想)」の欄を使うと、ちょっとした食事日記にもなりますよ。
ちなみに、私の昨日の食事バランスシートは次のようになりました。
6月18日の食事バランス.pdf
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「主食」4つ、「副菜」5つ、「主菜」3つ、「牛乳・乳製品」1つ、「果物」1つ。
成人女性の身体活動量「低い」にあたりますが、意外にもバランスが取れていておどろきでした。
ただ、食事バランスガイドでは、エネルギー、脂質、塩分についてはあらわれません。
料理を考える際には、エネルギー、脂質、塩分を併せてチェックすることも大切です。
●食卓を笑顔に
家族で書き出してみると、食事についての話題が広がります。
ごはんポイントを書きながら、家族の感想を聞いたり、どんな食材をどうして使ったかなど、食に関する話をすることで、食育につながります。
もし、その日のバランスが悪くても大丈夫。
コマに描かれているのは、あくまで平均的な一日分の食事です。3~4日、もしくは一週間といった一定期間を目安に、食生活のバランスをチェックするといいでしょう。
足りなかった部分や多かった部分を確認しながら、「明日は何を食べようか」といっしょにメニューを考えるのもいいですね。
コープデリ商品検査センターの展示室にある『食の健康ライブラリー』では、栄養成分表示の活用や、自分に必要なエネルギーについてなどをわかりやすくお知らせしています。
また、産地・工場での生産から組合員にお届けするまでのフードチェーン全体での食の安全の取り組みを、コープデリ商品検査センターの見学を通じて体験できます。
(Y.N)