2019年12月19日
【開催報告】
「お米を食べよう」お米の学習会
2019年11月22日(金)にコープデリ商品検査センターにおいて
「お米を食べよう」お米の学習会を開催しました。
当日は19名の参加者のみなさんと、
お米についての学習やにおい移り体験、加水量の違いによる食べ比べなど
盛りだくさんの内容を学習しました。
コープのお米の取引先のひとつである木徳神糧(株)様より
お米についての講演をいただきました。
◆講師:木徳神糧(株)井平様
コープのお米が手元に届くまでに、どのような品質管理が徹底されているのか
実際のお米の精米工場の実例などを交えてお話いただきました。
令和元年度産の一部の銘柄で発生があった「白っぽいお米」について、
生育中の気温の影響で発生するもので、
一定量以下の混入であれば食味や品質に問題は無いことなど、
なかなか知らないお米の商品情報も教えていただきました。
また、お米の袋には空気穴が開いており
気がつかないうちにその穴から虫や水分が入り込んで
虫の混入や品質劣化につながってしまうそうです。
◆虫眼鏡で見ないとわからないお米の空気穴もあります。
空気穴やお米の袋から保管時の周囲のにおいが
お米についてしまうこともあるそうで
食味不良につながってしまうため、
できるだけ早く密閉容器に保存するほうがよいそうです。
臭気判定士でもある井平様からは
「おいしさ」には「におい」が重要であることもお話いただきました。
実際に、洗剤のにおいがついてしまったお米の臭いをかいだり
お米の袋に開いた空気穴を確認したりして、
意外と知らないお米の保管方法を学びました。
お米の食味不良を感じる原因の多くは
におい移りのほか、炊飯時のお水の量があっていないためだそうです。
実際に、お米に加える水の量を変えて炊いてみたお米を食べ比べ、
食感やにおいなど食味の違いを体感していただきました。
いつもなにげなく食べているお米にも
色々な秘密が隠されていることを実感した学習会でした!
<参加者のみなさんのアンケートから>
・お米の保存方法が誤っていたので、家に帰ったら見直したいです。
お米が届くまでに、いろいろの検査を通過していることを実感しました。
・お米をおいしく食べるために、お米の研ぎ方や保存方法に気をつけて
いきたいと改めて思いました。
水分量によってお米(ご飯)の硬さがずいぶんと変わることが実感でき、
とてもためになりました。
・食べ比べ、実験など、とても興味があり、楽しく参加させていただいています。
水分量の違うごはんは食べ比べないと1つだけ食べてもわからないので、
今日はとても勉強になりました。これからも検査センターだからこそできる実験、
楽しみにしています。
・袋に最初から穴が空いていることびっくりしました。
(たぶん、読んでいるけど、ちゃんと読んでいないんですね)
保存方法とても大事ですね。
コープデリ商品検査センターでは
これからも日々の食生活に役立つ学習会を開催してまいります。
ご参加お待ちしております!