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【簡易実験体験のお知らせ】ビタミンCを調べてみよう!

2020年2月23日

みなさんは、野菜を茹でたり加熱するとビタミンCはどうなると思いますか?

加熱すると、ビタミンCって壊れちゃう?
茹でると、茹で汁に出ていっちゃう?

気になるけれど、なかなか実感することは難しいですよね。

コープデリ商品検査センターでは見学に来館された方を対象に、
「野菜に含まれるビタミンC量は加熱したら減るのか」
大根を使って確認する実験を行っています。

・生の大根のおろし汁
・茹でた大根のしぼり汁
・大根を茹でた汁
この3種類を使った簡易実験は
家庭にもある「ヨウ素のうがい薬」を使って簡単にできます。

ビタミンC減少4.jpg
◆少しずつ入れていきます

ビタミンCはとても酸化されやすいので、
はじめは加えていくヨウ素と酸化の反応を起こします。
このとき、それぞれの汁の色は変わりません。

ビタミンC減少-5.jpg
◆透明なままです

どんどんヨウ素を滴らしていくと、
ビタミンCと酸化の反応が終わり、
ヨウ素はおなじみのデンプンとの反応で青紫になります。

ビタミンC減少-8.jpg
◆青紫になりました!

この、青紫になる時の使ったヨウ素の量を調べると、
汁に入っていたビタミンCのだいたいの量がわかるのです!!
(簡易的ですけどね)

さてさて、気になる結果は・・・?

 
【ヨウ素の減少量】

生の大根のおろし汁・・・
茹でた大根のしぼり汁・・・
大根を茹でた汁・・・
(※季節や大根の状態によって量は変わります。
 ぜひ来館して実際に体験してみてください

生の減った量 と 茹で大根+茹で汁の減った量で、ほぼ同じ!?
でも、茹で汁のほうが多くヨウ素を使っている!?

そう、茹でる前(生)も、茹でた後(茹で大根+茹で汁)も同じということは
加熱ではビタミンCはなくならないということ!!
でも、ビタミンCは水溶性なので、茹でると茹で汁にどんどん出ていってしまいます。


そこで!

野菜類を調理するときは、
水を使わない調理方法(電子レンジなど)や、
できるだけ短時間の茹で加熱をおすすめします。
また、茹で汁も捨てないで使うと、
せっかくのビタミンCや野菜のうま味が有効に使えます。

野菜のうま味で減塩につながる秘訣も
簡易実験メニューの味覚テストなどで体験できます。


 
目からうろこの簡易実験も、実際に自分でやってみるとさらに楽しいですよ(^^)
一般見学のほか、人数に応じて体験会の開催などのご相談にも応じます。
また、夏休みなどには子供向けの宿題応援企画も開催予定です。
ぜひ、来て、見て、聴いて、体験してみてください。 

実験.jpg

コープデリ商品検査センターでは
ほかにもたくさんの簡易実験メニューを準備しています。
ぜひ気になるメニューを選んで、見学申込みをしてみてくださいね。

お待ちしています!!

※研修等で体験をご希望の場合にはお電話にてご相談ください。
 日程や研修内容等、調整いたします。